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2026.02.20

大寒の1月20日。上越市のお隣、妙高市で雪さらしが始まりました。
塩漬けしたとうがらしを雪原に撒く雪さらしは、赤と白が映える新潟県の冬の風物詩であります。
この工程を経てつくられるのが「かんずり」です。

写真提供:有限会社 かんずり様

食通の間では「西の柚子胡椒」、「東のかんずり」ともいわれる万能調味料の「かんずり」。
その万能さをわかりやすく例えるなら、寄せ鍋とおでんの比較がいいかもしれません。
寄せ鍋にはポン酢、おでんにはからし。
これが最もポピュラーな組み合わせだと思いますが、その逆、つまり寄せ鍋にからし、おでんにポン酢は合いそうにありません。

しかし「かんずり」はどちらの料理にも合ってしまう、そんな位置づけなのです。

その他にも食べ方はいろいろで、冷奴なら生姜、焼き鳥なら七味、餃子ならラー油の代わりとしても美味しくいただけるとのこと。
なかには「かんずり」に直接醤油をたらし熱燗でちびちび、なんていうのん兵衛もいるとかいないとか。

しかしこの行為にはリスクが伴います。
その昔、水島新司先生の野球漫画「あぶさん」にこんなのん兵衛が描かれていました。
酒屋の軒先で塩を肴に桝酒をグイッと引っかけ近所を走って一周。
酒屋に戻ってくると再び塩を舐め桝酒を飲み干して近所を走る――それを繰り返すのです。
近所を走るのは早く酔っぱらいたいから、塩を肴にするのは安上がりだから。これを読んで子供心に思ったものです。
こういう大人にはなりたくない、と。
リスクとはまさにここなのです。

なぜかといえば、塩を舐めて桝酒を引っかける行為と「かんずり」に直接醤油をたらして熱燗でちびちびという行為が、シンクロしているようで仕方ないのです。瓜二つ、表裏一体の関係、生き別れた双子の兄弟とでもいいますか、とにかくよく似ています。
ということは、その行為を目撃した子供はいったい何を思うのか。
大人にとってやはりリスクなのではないでしょうか。
それとも考えすぎ、取り越し苦労でしょうか。

子供心はちょっとした謎。
いずれにしても慎重な行動が必要なようです。
  • 写真提供:有限会社 かんずり様

  • 写真提供:有限会社 かんずり様

新潟県妙高市西条437-1
ホテル門前の湯より車で約30分

*上越市内・スーパー・道の駅などで商品購入は可能ですが、グッズ・生かんずりはこちらご購入下さい

▽詳しくはこちら
https://kanzuri.com/info/index.html

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